あの日の夢

どうして知らなかったんだろう
聞いたことのある名前
僕にとってはそれ位だった
君はあの人のこと好きだったんだね


少しは解ってるつもりで
横顔に隠していた
君の大事な深い痛みさえ
僕は勝手に全部見抜いた気でいた


泣かなくていいよ
泣いたっていいけど
僕なんかに涙見せるほど
君は頑張ってたんだね


あの時の君はまるでｱｲｽｸﾘｰﾑみたいで
僕の腕の中で溶かしてあげたいと思った


君はあの人を忘れましたか？
僕は君を忘れられません
気付かなくてごめんって
笑ってくれればそれでいいから
いつもみたいに優しく
微笑ってくれればそれでいいから






僕は僕を諦めない


おやすみなさい