闇と光

黒猫は僕にくちづけて


月の消えた闇夜を彷徨う



永遠に傍に居るからと


僕の涙に君が映り込む



声を出して鳴いてごらん


君の心はどこにある？


僕は君を自由にするふりをして

自分を守りたいだけの愚か者だ

腫れ物スパイラル

いつからなのか

自分本位


わざと世界の中心に

自分だけを神にして


解らないならそれで

解り合えないならそこで


終わっても

途絶えても



構わないと

むしろ

望んでいた


気がしていた



いつからなのか


好き勝手して

叱ってほしかったのか


指摘されない限り

僕だけが絶対だった


その当然の中で

息をして

生きていた



いつからなのか


傲慢で身勝手に

何かの為に強情で

何かの為に抑制した


でも本当は

それが何かなんて知らなかった


今でも解らない

見付からない


それはまるで

生きてることと同じに


稚拙で滑稽で不透明



いつからなのか

前提を呑み過ぎて


死ぬ為に生きるなら

何よりも誰よりも

ただ自分だけが正しいと


そのことが

当たり前になりすぎた



何も視えてなくて

認識していたのに


閉じていて

受け取らなくて



だって


僕にそんな価値無いから




いつからなのか

考えないようにするには


神になるしかなかったから


ごめんなさい



発狂するまできたら

いよいよだね

もう閉じこもれないから


変えるにしても

このままにしても



まずはその信頼に


応えてからですね



情けねぇ


いつからなのか

我慢していたのは


人に何かを言う事じゃなく

それを自分が聞くことだったんだ



きっと


。

所有

するすると闇の中で

くるくると絡み合う糸と


やっと繋がったのは

それでも脆くて歯痒い


愛してる。



掴めないのに此処にある心臓と


弄ぶように熱を孕む指先で


僕は堕ちるように

飛んでいけるのです





20121219。

(no subject)

大嫌いだった


否定されたと思っていた


ずっと



あの人が言っていたのは

こういうことだったんだ



僕はあの人より2年以上も遅い




思えば

僕を最初に認めてくれたのはあの人だし


僕の世界を拡げてくれたのもあの人だったのに


僕はいつからこんなに生意気だったんだろう



取り返しのつかないほど

まるで孤独だけを目指してきたみたいに


ごめんなさい。


今も大嫌い

だけど


正しかったんだと思う



僕は未熟だった


悔しいな



あの頃はたぶん自分を

普通の人間だと思ってたんだ


あの人とは違う、

他人から理解されるべき人種だと


同じだったんだ

今ならよく分かるよ



どうしよう


困ったな

。

滅び。

もしも本当に一割世界が実現したら、


僕は真っ先に消されるかもしれないと毎日を恐怖して過ごすかもしれないなと思ったから、

そんな素晴らしい世界でなら僕はこんなくだらない劣等感に苛まれることなんて無いんだろうなと泣きたくなって死にたい。



一割世界に住む人たちは、

途絶えることを厭わないだろう、執着もしない。

だから浮気性で、拒むということを滅多にしない。


一割世界では、たぶん子孫が繁栄しない。


だからどちらにしても純血は汚れてしまうんだ。


もったいない。

僕はもったいないと思ってしまう。


さあ僕は、どっちの住人だ？どっちに立っているんだろう。




僕は一割世界を夢見る、
二番目の世界の人間なのかもしれないと思う。


選ばれた人間だけが住める世界の存在を知っている、選ばれなかった人間。



そう考えた ら、日々がこんなに悔しくて苦しいのも納得できる。



貴方のことを慕っているのさえ、ただ自分の命の為なのかもしれないな。

なんて。


いっそ消えてしまいたいよ。