感激。

劇団古田工務店さん、
「テアトル砂漠」


拝見して参りました。




とにかく、


“生”であんなに笑ったのは久しぶりで、


本当に面白くて格好良くて、


古田さんは凄く色気があって素敵で、



もう何か(それが何なのか解らないけれど)を通り越して哀しくなって、


終演と同時に泣きたかった。




生きていてはいけないような気がした。

物凄い乱雑に押し寄せる幸福感と、

隙間無く積み重ねられて読めなくなる記憶たちを、


僕はまだこれらを整理する術を持ち合わせていないんだというもどかしさと、


いずれ土に成り行く落葉を掻き集めるような焦燥感。


それと少しだけ、
まだ生きていたいという純粋な希望。





僕は何をやっているんだろう。


何を掴んで何を選んで、

貴方に何を伝えられているだろう。



きっと容易に躱せる微々たる矢印で、

世界の総ては構成されていて、


だからその中の小さなひとつだけ、
ひとつだけを貴方に届けたい。



僕は生きているよ。


貴方の近くだったら一番いいのだけれど、

もしも離れても色褪せやしない。




好きなんです。

だから、生きています。