お気に入り。

鏡のようにクスッと微笑うのは


君と向かい合った時だけなの

気付いていた？




貴方のことを思い出していました

僕のことを考えていたんだね？



あの時のことです


今なら貴方は笑って話せますか？

いいえ忘れているでしょうね


貴方の頭の中はいつだって

未来にしか向いていない



僕は貴方の速度に追い付けなくて



とっても懐かしい話ですね

僕は今も幸せですよ


くだらないことが首を突っ込んで来るけれど


そういえば

貴方は誰かの批判をするのに


僕のすることには口出ししませんね


選り好みしている場合じゃないんです

僕は貴方と違うからね



だけどあの日と同じことが起きたら

答えはNOかもしれないと


今の僕はそうだと思います



貴方のお気に入り


僕も嫌いではないですから



本当はちょっぴり苦手だけどね


けれど彼女すらも共有しているようで

僕はこの距離が嬉しいんです