中距離電話

笑っちゃうねって君は言った。

そうだね、なんだかむず痒いようで、




僕が狂っていた頃、

同情の目は嫌いではなかった。



誤解しててごめんって、


いいのに。って言ったけれど、

嬉しかった。


雪解けみたいに、悔しかった。



あの子みたいに上手く元気にしてあげられないな。

勝手に僕は君のことが好きで、

君の彼のことも好きで、



少しだけ僕は情けない。



僕を馬鹿にしないでください。


…無理だよね分かってる。

それでよかった。

なのにそれじゃ駄目だった。



負けず嫌いで泣き虫な僕が、

あの頃を作っていた。


きっと今も変われないままだから、


君の侮蔑はたぶん、

誤解なんかじゃないよ。



でも今の君を僕は、
誰よりも解ってあげられると思いたい。


微かにだけれどそんな気持ちな僕です。

終わらない擦れ違い

開口一番、ヒマ。


暇って。


私への電話はただの暇つぶし…
だよね、それ以上にはなり得ない。
それ以下ではない。


だけどメールの返事を電話でくれるのは、
不本意ながら嬉しかったり。


仕事なんかさぼっちゃえよって、
そんな何でもない言葉が罪だよ。




向こうの報告とこっちの報告と情報交換のためにだっさんと電話。

やっぱこの人が一番って言っても過言じゃないくらい落ち着くかも。
落ち着く…??
違うなあ。まあ、
同期はみんな好きだよ←

希望

「遊びに行こうと思ったのに…」


そんなの、

期待しちゃうよ。



期待、それから後悔、


いつもタイミングが悪い自分に、

嫌気がさすのもあったり、



だけど絶対これを次につなげて、



彼のスーツ姿で萌えたい。

絵文字減少現象

いいですか？って聞いて、


イーヨって返ってくると、



僕は一体なんなんだろう


なんて
瞬きをたくさんしながら考えます。


いや聞いたんだけど、

いいですか？って聞いたんだけど、


違うでしょう…



違うよ、そうじゃない。



まあ駄目って言われなかったからいっか(←結局;)



こうやってズルズル行くよー。


いいじゃないですか、
分かってるんでしょう？


あなたが命令を下さないままでいる限り、


お人形は盲目なのです。

揺らいでいるようで

揺らいでいない、

のかもしれない。


終わりにしたかった、

わけではないけれど、


すっきりしたかった。

それは確か。



中途半端な関係。


だと思っているのは私だけで、



貴方の中ではもしかしたら、

消えてしまった過去のこと。


作品たちと同じように、

私も、



それはそれで嬉しいような、


複雑な関係。