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クジラメン管理人のとっても私的なブログ、として始め現在では完全私物化、独立を達成した自由気ままなブログ
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何一つ確かではない君の名前を


僕は無断で借りることだって出来る


だけどそれは切なすぎて結果、僕は僕に激怒する




唯一つ確かだったあなたの呼吸を


僕は未だに止めたいと思っている


今日も過去に戻るように泣いて、僕は君に嫉妬する




考えたくないことは、得てして考え易くて困る





僕の上を通り過ぎて行った時間は


それはただ反動に過ぎなくとも



少なくとも僕のことを愛してみようと


きっと閉塞した立体を展開してみようと




実験的な甘さを抱えていた空間に



僕はあのまま溶けてしまいたかったな






あなたが握っていた僕の素直な鼓動は


不安定で断続的だったあなたの世界に




僅かでも永遠を与えられたでしょうか






培った妄想力で僕は

心臓を掴んでいるあなたの片腕を削ぎ落として



流れ出る大量の血液で生命を潤している



君の温かさで腐ってしまう頃には

全て吸収してみせるんだから還さないよ


もう少し絞め付けてくれたって構わない




本当の季節に戻るあの一瞬が恋しかったけど


所詮やってくるのは雪解け


だけど僕の中ではとっても幸せな夏でした
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鞄の中は大空のような色でした。


そこに僕は色んなものを敷き詰めて、

鮮やかな彩りを味方に、


どこまでも歩こうと思う。




言いたいことが溢れ出てきたのに、

言葉にしたら嘘になった。


だから好きだよって呟いてみたけど、

それだけはどうしても消えないみたいです。



予想通りに進んでいく時間を、

僕は自分の脳内で塗り替えて、


思い付く限りの幸せな世界を繰り広げてみたけど、



やっぱり結局は読み通りで正解なんですよね。



苦しいな。

分かってたのに。


こんなに苦しいなんて悔しい。



だけど違いは確実に僕の中にあるの。


だからもう少しだけ、

僕の中であなたを飼ってもいいですか?



鞄が重たすぎて出発できなくて、

開けてみたらただ空っぽでした。
あの日の僕は、珍しく前を向いて歩いていました。


賑やかな通りに出て、


どうしてだろう、
いつもなら素通りする野次馬を掻き分けて進むと、


怪我をした一羽の鳥が蹲って震えていたんです。


周りの人には顔がありませんでした。


ただ時に不気味な口がにやりと歯を見せていました。



僕は何か違和感を感じていました。

その確信は日に日に僕を絞め付けていきます。


この鳥は嘘を吐いている。


本当は怪我なんてしていないのかもしれなかった。

でもそんなことはどうでもよかった。



救ってあげたかったんです。


自ら羽を毟る姿にはもはや

痛々しさを通り越して呆れ果てるしかない。


だけど自由にしてあげられると思い込んでいました。




いつの間にかのっぺらぼう達は消えていて、


鳥は横たわったまま、

僕は天使だったんだよ って笑ったんです。



堕ちた彼を拾い上げて僕は、

それでも君は素敵だよと無理をして微笑んで、


そのまま手を離した。



大丈夫でしょう?

君はもう痛みを感じない。


もしも辛くなったら僕の所へおいで。



その羽を優しく撫でて、




僕が殺してあげるから。
所詮は彼と同じになってしまう気がして


うちなんか元カノを思い出すための道具でしかなかったんやね

ありえへんよ

終わりにしたとこに戻っていくなんか


阿呆のすることやで


うちと居る時もずっと
彼女のこと考えとったんよね

少しは気付いとったよ



けど救ってあげたかった


そんな女の思い通りに
戻っていくあなたは愚かで

自ら羽をもいでる

飛ぶことを放棄した鳥に見える


うちが自由にしてあげたかった


涙が止まらない

過去から連れ出してあげたい


なのに普通なふりして

ありがとうなんて言ってしまう


叱ってあげたい


だけど我慢して笑って

大好きだったと諦めてしまう



お願いだよ戻って行かないで


どうか私のところへ おいで



待っててくれるって

あの日は言ったじゃないか

一時の気の迷いだったとしても


過去に固執するあんた

本当にだせぇよ



可哀相な野良犬

私が飼い慣らしてあげたかった




どうして私じゃないんだろう
駆け込んだその一室は


私の知らない間取りでした





煙草の銘柄も



懐かしいようで

新しいような




涙を拭おうと伸ばした手は


空のティッシュ箱を掴んだ




息を殺してみるとここは


いつか私が頑張って用意した



あなたの囁く声が残る


あなたの部屋でした
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